映画を観るのが好きです。
よくWO〇OWの映画チャンネルをつけっ放しにしています。
何気なく見始めた映画は、結末を知りたくなっちゃうし、結局最後まで観ちゃうんですが、意外と傑作な良い映画だったりします。
また、その時に考えていることのヒントを得られたり、期せずしてドンピシャのテーマだったりすることもあります。シンクロ?
それから字幕の映画とか海外ドラマは、英語のお勉強にもなりますね。
英語の医学専門用語は、ERで覚えたといっても過言ではありません。
犯罪捜査に関することは、C.S.I.です。役には立たないけどね。w
世界を救う時に備えて、ジャック・バウアーからも学びました。
皆さま、ごきげんよう。
千草です。
久しぶりに映画を観てボロ泣きしました。
「星の王子さま」をベースとしたお話で、前日譚と後日譚が加わったような感じです。
新たに加わったお話がファンタジックに展開されるのですが、原作が映像化されたシーン(原作のとおり星の王子さまが動いたりお話したりするところね)では、なぜかボロボロ泣けました。
私は死生観の研究に取り組んでいるからでしょうけれど、
このお話は死生観を考えるきっかけにもなるお話だと思います。
たとえば、死ぬまでどう生きていくのか、どんな大人になるのか、大切なもの・人を失うこと、何を忘れないのか、どんなものの見方をするのか、何を大切にしていくのか、何を心に宿らせて生きていくのか、ほんとうに大切なことは何か、といった大切なことを考える機会にもなりそうです。
また、永遠の不在の了承(=死)と、再生の物語でもあると思います。
元々の原作のお話もお気に入りです。
言わずと知れた名作ですが、何回も読み返してはストーリーを知っているのに必ずボロ泣きします。
ボロ泣きした後は、スッキリします。
- 作者: サン=テグジュペリ,Antoine de Saint‐Exup´ery,河野万里子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 文庫
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特に、お約束のキツネとのやり取りがお気に入りです。
かの有名なフレーズ「大切なものは、、、」も出てきます。
映画でもキツネは大切な役回りです。
私がお気に入りなのは、
いったん誰かを飼いならしたら(絆を結んだのなら)、
「いつまでもその人との関係を大切にしなくちゃ。」
(サン=テグジュペリ、浅岡夢二訳、2013、ゴマブックス、ロケーション933)
とキツネが王子さまに教えてあげるところ。
別の訳では、たしか「いったん誰かをなつかせたら、責任があるんだよ」ってニュアンスだったかと思います。
(このフレーズは、親しい人への責任追及に使ったことがあります。悪い大人です。w)
臨床死生学を考える上では、目の前にいる人と「肯定的につながる」、「顔の見える範囲で肯定的に伝えていく」(=担当教員のご教示)に通じるものがあると思いました。
他にも映画や書籍から学ぶ臨床死生学は沢山ありますので、追々ご紹介していきたいと思います。
どうぞお楽しみに☆
Thanks,
Chigusa