thousandgrass’s fields

一日一生の毎日を。

死生について考え続けてみること。

皆さま、ごきげんよう

東京は梅雨らしくどんよりな空模様が続いていまして、こんな時期は猫にでもなりたい気分です。

実家で長らく猫を飼っていますが、とりあえずずーっと寝ているし、食べたいときに食べて、寝たいときに寝る、みたいな本能の赴くままの生活って、たまにいいなーと思ったりします。w 

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3匹いたのに、1匹(♀)になってしまいました。

やっぱり♀の方が長生きなのかしら?

 

本来猫は大好きなのですが、実は猫アレルギーです。辛い、、、

 

さて、このところの報道で恐らく多くの方が目にされている通り、愛する人を亡くすというのは、どんなに辛く深い悲しみと絶望に沈みゆくのか、きっと皆さまも想像されることと思います。

死生のことについて考えてみた方も多かったのではないでしょうか。

 

生命倫理の教授であった先生の言葉がとても印象的で、よく覚えています。

 

「考え続けることが大切。」

 

生命倫理や死生観は、そう簡単に正誤の答えが出せるようなものではありません。

そして、人それぞれによって考え方や捉え方も異なることでしょう。

でも、そこで考えることを止めるのではなく、一緒に考え続けることが大切である、というご教授でした。

私はこのことをとても重要だと思いましたし、私自身もそうありたいと思っています。

 

現在大学院で主に臨床死生学(特に自死遺族)の研究に取り組んでいますが、自分の考えを述べた時、指導教員からクリティカルな指摘を受けることも多々あります。

一瞬モヤモヤしたりもしますが、まさに考え続けるための訓練をしていただいているのだろうなー、と感じます。(なぬぅー!? ってなることもありますけどね。w)

自分の主観の中だけの思考に留まらず、クリティカルな指摘や反対意見についても考えてみるって、大変ですけれど、考え続けていくためには大事なことなのだと思います。

 

 

死生のことって、すべての人に共通の出来事であるにもかかわらず、自分の身に起こった時や、今回のように広く周知されるような時にしか、真剣に考えないないようなことの一つなのかもしれません。

しかしながら、一緒に考え続けてみる、ということを頭の隅っこにでも置いておいて、ときに人の死生観を聴いてみたり、誰かと語り合いながら死生について一緒に考えてみたりすることは、これからますます大切になってくるような気がします。

 

死生について考え続けてみることは、独りでもできると思いますが、やはり誰かと一緒に考え続けてみると、きっと死生観や思考にも広がりが出てくるでしょう。

死生観って変わっていくものですし、むしろ上書きしていく方が健全だと思います。

緩和ケアや終末期医療などについても同様のことが言えるのではないでしょうか。

 

たまには誰かとそんな話をしながら、死生について考え続けてみるのはいかがでしょう。

私もこれからも一緒に考え続けていきたいと思います。

そして、いつか(遠くない将来ね)、地域の中でそんな場や機会を設けていきたいと考えています。

 

Thanks,

Chigusa

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【お知らせ】6/17(土)14:00- 自死遺族の集い「アルファの会」(by Hug Hawaii)が開催されます。

みなさま、ごきげんよう

千草です。プロフィール画像を撮影していただきましたので、この度ブログにも顔を出すことにいたしました。

 

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ちょっと格好つけていますが💦、お気に入りの一枚です。

 

もともと自死遺族の会等のご案内を差し上げるのに、一体どんな人間がやっているのか?が分からないと、きっと不安よね、、、と思ったことがプロフィール画像を撮っていただくきっかけでした。

といっても、これだけではどんな人間であるのか?は充分にはお分かりいただけないかと思いますが、ご参考になれば幸いです。

 

ちなみに私は、医療系の研究開発企業でのお仕事に携わりながら、現在社会人大学院生として、主に臨床死生学を学んでいます。

今年は修士課程の2年生で、自死遺族をテーマとした修士論文執筆のための研究に取り組んでいます。そして、私自身も自死遺族です。

自死遺族を研究テーマとすることについては、未だ自問自答や葛藤を繰り返していますが、私なりの決断をいたしましたので、真摯に向き合って参る所存です。

 

 

さて、直前のお知らせになってしまいましたが、 6月の自死遺族の集いのご案内をさせていただきます。

自死遺族の方であればどなたでもご参加OKですので、ご参加をお待ち申し上げております。

 

自死遺族限定のつどい「アルファの会」東京(赤坂) | グリーフ・ケア | HUG Hawaii

2017年6月17日(土)14:00~16:00

赤坂区民センター 4階 第2会議室で自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」を行います。

アクセス | 赤坂区民センター

 
自死遺族は他の死別とは違う苦しみや悲しみを味わうことが多いです。
理解し合える人達と過ごすことで、癒されることがあります。
自死遺族ならどなたでも参加できます。
お問い合わせは、alpha@hughawaii.comまで。

 

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赤坂区民センターはこんな建物です 。

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会場の第2会議室は4階にありますので、直接お越しくださいませ。

 

主催はHUG Hawaiiで、今年4月から毎月1回自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」が開催されることとなりました。

 

 Hug Hawaiiについては、以下をご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

今回は、ハグハワイ代表のフロイド由起さんもちょうど来日中でご出席いただける見込みです。

時間がとれれば、先ずはハワイでアルファの会をスタートされた理由や経緯などのお話を伺ってみたいと思います。

特に今回は、必ずしもご自身のお話をしていただく必要はありませんので、ご興味がある方やいきなりのご参加を迷っておられる方のご参加もお待ちしております。

 

本来アルファの会はHug Hawaiiの会員様向けで、前日までに予約の必要があります。

しかし、2017年6月の開催会につきましては、出来る限り予約はしていただきたいのですが、当日の参加もOKとさせていただきます。

 

自死遺族限定の集いというのは、同じ深い悲しみを抱える自死遺族だけでお話をしたりお話を聞いたりするだけの会です。

しかしながら、同じような経験をした人同士で集い、分かち合うことで得られることも少なくないと考えられます。

また、これまでなかなかお話できなかったことをお話していただくことで、カタルシス(精神の浄化)の体験となる可能性もあります。

ただし、無理にお話いただく必要はありませんし、無理に聞き出すこともありません。

 

もしこのような会を必要とされている方がいらっしゃれば、どうぞお問い合わせ先までご連絡ください。

なお、秘密は厳守されますので、どうぞご安心ください。

お問い合わせ: alpha@hughawaii.com 

 

 

自死遺族の方々にとっては、このような会に参加することにも、きっと大変な勇気が要ることと思います。

そして、このような場でお話をすることにも大きな不安を抱かれることと存じます。

私も自死遺族ですが、もし初めてこのような会に参加するとしたら、当日どのようなことが行われるのかとても不安ですし、きっと躊躇してしまうのではないかと思います。

 

そこで、自死遺族限定の集いというのはどのような会になるのか、基本的なルールをお示しさせていただきますね。

アルファの会@東京においても、Hug Hawaiiの会員規則(当日ご説明いたします)と、原則以下にお示しするルールに基づいて進行する予定です。

 

●当日は、匿名、ニックネームでのご参加もOKとします。

●他人のことではなく、自分のことを話します。

●お話したくない時には無理に話す必要はなく、パスができます。他の方のお話を聞くだけの参加でも OK です。  

●この場でお互いに話した内容は、決して外部に持ち出さず、他のところでは話さないことを約束し 、全員のプライバシーを尊重します。  

●他の参加者のお話を評価したり、批判やアドバイスをしたりすることは控えます。 お互いに、言いっぱなし、聞きっぱなしの姿勢をとります。 

●布教や営業、政治活動などはお断りします。

●本会は当事者同士による自助グループですので、個人的なご相談や専門的な支援の求めには応じることができません。

●今後も全員が安心してお話しできるような安全な場となるように、全員が会員規則、基本的なルールを守っていきます。 

 

参考:NPO法人グリーフサポートリンク <全国自死遺族総合支援センター>、2015、死別の悲しみに寄り添う~自死遺族のつどいのすすめ方~、p.6

 

 アルファの会@東京はまだ始まったばかりですので、今後ご参加者の皆さまと共に会を育てて参りたいと考えております。

今後とも皆さまのご理解とご協力をどうぞ宜しくお願い致します。

 

ありがとうございます!

Chigusa

 

 

 

 

 

樫木のこさんにプロフィール画像を撮っていただきました。

皆さま、ごきげんよう

なんだか暑いですね。日本は春が短くなってしまったのでしょうか。

夏は大好きなので寒いよりはずっとましですが、5月からこの暑さって、、、夏が思いやられますね。

 

さて、タイトルの通りプロのフォトグラファーの樫木のこさんプロフィール画像を撮っていただきました。

 

のこさんのブログはコチラ↓です。

 

ameblo.jp

素敵な写真を撮ってもらいたいと思っている方にはとってもオススメですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

大学院の同期Iさんが以前撮影してもらっていたのを知っていて、その画像がとっても素敵だったので、私も撮ってもらいたーい!とお願いしたところ、撮影会を開いてくださいました。ありがとうございました!

 

撮影場所は、新宿御苑です。

超久しぶりに行きましたが、思わず東京であることを忘れてしまいそうな広さ、美しさでした。

当日は夏のような暑さでしたが、青々と茂る新緑がとっても美しく、風は爽やかで、とっても楽しくて嬉しい撮影会になりました。

 

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たしかのこさんが「景色と一体化する」ということばを使ってらしたと思うのですが、早速撮りたての画像を見せてもらったところ、本当に美しい景色に溶け込んでいるような感じがしました。そして、なんといっても構図が超素敵☆ですよね。

 

追記:千草という名の通り、何千もの緑(草)に囲まれているのが、合っているのかもしれませんね。ちなみに、千草というのは、さまざまな草花という意味だそうで、「庭の千草~」とか、「千草色」という色もあるそうです。あと、皇居内に「千草の間」というお部屋もあるんですって!驚

 

 

実は私はこれまで諸般の事情でいわゆる顔出しをしてきませんでした。

Facebookのプロフ画像は、小学校の入学式の日の画像を使っていまして、ちっとも成長していませんでした。w

そしてこの度、プロフ画像をいっきに成長させることにしました。www

 

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まだ顔出ししていません💦

 

正式な納品は未だなのですが、取り急ぎ送っていただいた写真だけでも、十分にプロフ画像になりそうですので、また追ってさらに素敵な画像を見ていただけると思います。

乞うご期待です。

 

屋外で写真を撮ってもらうのは初めてでしたが、スタジオで撮ってもらうよりも、格段に自然で素敵になりますね。とっても嬉しいです。

借景の力も大きいと思いますし、やはり自然の中にいるだけで気持ちがいいですし、そんな状態が表情や動きにも出るのではないかと思います。

 

そして何よりも、のこさんに撮影していただくことで、新たな自分を発見するというか、新鮮な驚きがあるというか、心も徐々に変わっていったように思います。

普段自分の姿を客観的に見ることってあまりないと思うのですが、こんな風に素敵に撮っていただけると、テンションが上がりましたし、自己肯定感も高まった気がします。

まるでフォトセラピーを受けているようでしたよ。

 

 

のこさんはとても魅力的な方で、またお会いしたいなーと思うお方です。

きっとそんなのこさんのセンスや魅力、お人柄が、お写真にも表れるのでしょうね。

 

ぜひ季節ごとに撮っていただきたいところですが、次回は秋になる見込みかしら。

また次回もとっても楽しみです。

 

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今回の撮影会参加メンバー。みんなとってもいい表情ですね。

(私もとうとう顔出ししちゃいました💦)

皆さんもとっても素敵☆に撮っていただいていましたよー。仕上がりがほんとうに楽しみです☆

 

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のこさんと他のご参加者の皆さんのおかげで、本当に楽しく素敵な時間を過ごせたことに心から感謝です。

ありがとうございました!

 

Thanks,

Chigusa

 

ストレート(骨格)なわたし。

みなさま、ごきげんよう

なんだか天候が不順ですね。暖かいのか肌寒いのかよく分かりません。

実は数週間前から体調を崩していまして、通院して服薬してもあまり症状の改善がみられなかったのです。

そして、やっとやっと回復してきたところで、マイコプラズマ肺炎との診断がつきました。もう治ってきたようなので、今更診断がついても遅いのですが、、、。

 

皆さまも、くれぐれもご自愛くださいね。

 

さて、今日は「骨格診断」というのを受けさせていただいたお話です。

 

「骨格診断」ってご存知でしたか?

私はつい最近知ったのですが、最近結構フィーチャーされている?のかな?

 

詳しくは、Webで!検索してみてくださいね。

 

今回は、大学院の学友のご紹介で、骨格診断のプロ養成講座に参加されている生徒さんの診断モデルをさせていただいたことで、私の骨格診断タイプ?が判明いたしました。

 

私は、ストレートさんだそうです。

他には、ウェーブさん、ナチュラルさんという全部で3つのタイプがあるそうです。

詳しくは、Webで!検索してみてくださいね。(2回目)

 

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 手首の感じとかでもタイプを見るそうですよ。

ストレートさんの手ってこんな感じ?

 

骨格診断のタイプによって、似合う服装や素材があるということで、オススメの素材やフォルムを教えていただきました。

年を重ねてくると、以前来ていたお洋服が全然似合わなくなっていることに突然気づいたりして、結構ショックなんです。それで、今度は何を着たらよいのか、全然わからなくなっちゃうんですよね。体型が崩れるって、、、かなしいです。

 

が、自分の骨格タイプに合ったお洋服の傾向が分かっているって、とっても助かりますね。次にお洋服を買う時に、うっかり間違っちゃったりしなくて済みそうです。

 

ただ、ストレートさんに似合うお洋服、というのが、私の場合普段からよく選んでいるお洋服(たとえば白シャツとかね)で、無意識のうちに合う合わないが分かっているのかもしれないなーと思いました。

昔から、間違ってもフリフリとかフワフワなお洋服は着てこなかったのは、どうやら正解だったようです。

 

ストレートさんに似合うお洋服って、スーツとかテーラードジャケットとか、割と格好良くなる感じがしたので、聞いてみました。

「色気を出すにはどうしたらいいですか!?」

 

え、色気出したいの・・・?というご質問にはノーコメントで。

いくつになっても、女性としての色気をもっていたいとは思うので、お洋服でカバーするにはどうすればいいのでしょうか、と思いました。

私は、色気のある かわいいおばあちゃんになることが目標です。

 

その昔、まだ私がサラリーマンだった時代に、憂鬱な毎朝、なぜ私が毎日会社へ行けたかというと、お洋服を着ること(&お化粧をすること)ができたから、といっても過言ではないかもしれません。

お気に入りのお洋服って、心の安定とかモチベーションの維持に繋がります。

 

きっと自己満足なのでしょうけれど、自分で自分をアゲるって、大切です。

 

最近では若干自分をアゲるお洋服選びの迷子になっていましたが、自分の骨格診断のタイプを教えていただいたことで、また心のテンションアゲアゲのお洋服を選ぶことが出来そうです。

特に大学院へ行くときは、スーツを着る必要も、ムダにテンションをアゲる必要もないので、正直テキトーでした。スミマセン

が、最近山奥のキャパスだけでなく、都会の本キャンパスでの講義も受けているので、夢の都会キャンパスライフ☆にはちょっとは華が必要かも?しれません。

 

というわけで、お買い物に行きたくなってきました。

 

今日は、珍しくお洋服のお話でした。

なぜなら、いま修論計画やら倫理申請書類やら課題レポートやらで結構テンパっていまして、息抜きという現実逃避がしたくなったのでした。

 

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ストレート(で呑んでいる)なわたし

 

Thanks,

Chigusa 

 

【お知らせ】5/13(土)14:00- 自死遺族限定の集い「アルファの会」(by Hug Hawaii)が開催されます。

皆さま、ごきげんよう

GW真っ盛りですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

私は季節の変わり目になると、定期的に気管支炎と喘息を発症してしまうようで、困ったものです。

GWで休養できてよかったような、修論計画の修正で追い込まれていて悲しいような。。。

何より身体が資本であることを痛感しています。

皆さまもどうぞご自愛くださいませね。

 

さて、前回に引き続きまして、 自死遺族限定の集いのご案内をさせていただきます。

 

自死遺族限定のつどい「アルファの会」東京(赤坂) | グリーフ・ケア | HUG Hawaii

2017年5月13日(土)14:00~16:00

赤坂区民センター 4階 第2会議室で自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」を行います。

アクセス | 赤坂区民センター

 
自死遺族は他の死別とは違う苦しみや悲しみを味わうことが多いです。
理解し合える人達と過ごすことで、癒されることがあります。
自死遺族ならどなたでも参加できます。
お問い合わせは、alpha@hughawaii.comまで。

 

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赤坂区民センターはこんな建物です 。

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会場の第2会議室は4階にありますので、直接お越しくださいませ。

 

主催はHUG Hawaiiで、今年4月から毎月1回自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」が開催されることとなりました。

 

 Hug Hawaiiについては、以下をご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

自死遺族限定の集いというのは、同じ深い悲しみを抱える自死遺族だけでお話をしたりお話を聞いたりするだけの会です。

しかしながら、同じような経験をした人同士で集い、分かち合うことで得られることも少なくないと考えられます。

もしこのような会を必要とされている方がいらっしゃれば、どうぞお問い合わせ先までご連絡ください。

 

なお、秘密は厳守されますので、どうぞご安心ください。

 

お問い合わせ: alpha@hughawaii.com 

 

本来アルファの会はHug Hawaiiの会員様向けで、前日までに予約の必要があります。

しかし、2017年5月,6月の開催会につきましては、出来る限り予約はしていただきたいのですが、当日の参加もOKとさせていただきます。

 

自死遺族の方々にとっては、このような会に参加することにも、きっと大変な勇気が要ることと思います。

そして、このような場でお話をすることにも大きな不安を抱かれることと存じます。

私も自死遺族ですが、もし初めてこのような会に参加するとしたら、当日どのようなことが行われるのかとても不安ですし、きっと躊躇してしまうのではないかと思います。

 

そこで、自死遺族限定の集いというのはどのような会になるのか、基本的なルールをお示しさせていただきますね。

アルファの会@東京においても、Hug Hawaiiの会員規則(当日ご説明いたします)と、原則以下にお示しするルールに基づいて進行する予定です。

 

●当日は、匿名、ニックネームでのご参加もOKとします。

●他人のことではなく、自分のことを話します。

●お話したくない時には無理に話す必要はなく、パスができます。他の方のお話を聞くだけの参加でも OK です。  

●この場でお互いに話した内容は、決して外部に持ち出さず、他のところでは話さないことを約束し 、全員のプライバシーを尊重します。  

●他の参加者のお話を評価したり、批判やアドバイスをしたりすることは控えます。 お互いに、言いっぱなし、聞きっぱなしの姿勢をとります。 

●布教や営業、政治活動などはお断りします。

●本会は当事者同士による自助グループですので、個人的なご相談や専門的な支援の求めには応じることができません。

●今後も全員が安心してお話しできるような安全な場となるように、全員が会員規則、基本的なルールを守っていきます。 

 

参考:NPO法人グリーフサポートリンク <全国自死遺族総合支援センター>、2015、死別の悲しみに寄り添う~自死遺族のつどいのすすめ方~、p.6

 

上述のルールは、Hug Hawaiiの会員規則項目とも重複しますが、今後も会の安心と安全を確保していくためにとても大切なことだと考えています。

 

とはいえ、アルファの会@東京はまだ始まったばかりですので、ご参加者の皆さまと共にご一緒に会を育てていきたいと考えています。

皆さまのご理解、ご協力のほどを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

なお、次回6月は、

6/17(土)14:00-16:00 @赤坂区民センター 4階 第2会議室

での開催を予定しております。 

 

少しでも多く、このような場を必要としている方の目に留まれば幸いです。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございます。

 

Thanks, 

Chigusa

悲しみとハワイとわたし。

皆さま、ごきげんよう

 

東京はやっと桜が見頃のようですね。

花冷えの日が多い印象でしたが、確実に春の訪れを感じられるようになってきました。

 

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さて週末は、前の記事でご案内したHug Hawaii主催の 自死遺族限定の「アルファの会」と、大切な人を亡くされた方々が集うHug Cafe in Tokyoが開催され、私も参加させていただきました。

お陰様でいろいろな出会いがあり、大切な人を亡くされた方々と様々なお話をさせていただきました。とっても美味しい手打ち蕎麦をオリーブオイルとお塩で食する機会などにも恵まれまして、とても豊かな時間を過ごすことが出来ました。

ありがとうございました。

 

このような会にご興味のある方、詳細については、

グリーフ・ケア | HUG Hawaii | 〜愛する人を亡くした方へ〜 悲しみを癒すグリーグケア

をご覧くださいね。

www.hughawaii.com

 

なお、アルファの会、HugCafe@日本は、今後も毎月1回開催される予定です。

 

Hug Hawaiiは、その名の通りハワイを拠点として、大切な人を亡くした方たちを日本語によってサポートする活動を行っておられます。

日本でも同様の活動が行われていますが、拠点がハワイにあるというのはユニークな点だと思います。

 

日本国内にも同様の支援活動を行っておられる団体は各地にありますので、もし支援が必要な方がいらっしゃれば、お近くの団体を探してみるとよろしいかもしれません。

昨今ではネット検索でもたくさんヒットしますので、ご自身のニーズにあった活動や団体が見つけられるとよろしいですね。

 

このような支援活動には、主に2種類あると考えられます。

一つは、行政や専門家のお立場の方も参加されるような支援グループ。

もう一つは、当事者限定で分かち合いの会などを行うような自助グループといわれるものです。

どちらにもそれぞれの特性と利点があると考えられますので、必要としている支援の内容や形態によって、上手く選択されるとよろしいのではないかと存じます。

いずれにしましても、支援を必要とされている人が、必要とするときに、必要とする情報や場に出会えることを願っています。

 

 

私が愛する家族を突然失って絶望の淵にあったときには、あまり人を頼るということをしませんでした。何より外出するのも億劫で、人に会いたくなかったし、放っておいてほしいと思っていました。

確かに孤独感・孤立感を抱いていましたが、逆に他者を遠ざけることで自分を護っていたと言えるかもしれませんね。

時にはそんな時間も必要なのだと私は思います。

余計なことを言われたり、逆に気を遣われるのもイヤでしたし、何より人と会ったり話したりするエネルギーが枯渇していました。

 

自分で孤独を選んだとはいえ、やりきれない思いや、いたたまれない状況の中で、なぜかその時独りでハワイ島へ旅立ちました。

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きっと誰も自分のことを知らないところで、なんのしがらみも人間関係も無く、全てから解放されたかったのかもしれません。

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今考えると、なぜハワイ島だったのか?は謎なのですが、大自然とか癒しとかパワースポットとか、無意識に形の無い何かに救いを求めていたのかもしれません。

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この景色を見てポロポロと涙があふれ出ました。

そしてこの景色をたくさんの人に見せてあげたいと思いました。

 

結果は大正解だったと振り返っています。

むしろ私の方が呼ばれていたのかも?と思ったりもします。

ワイ島の圧倒的な大自然に向き合うことで、生命を生み出すエネルギーのようなものが感じられました。

ちょっと大袈裟にいえば、人も地球の生命の一部で、その生命を人がコントロールすることなんて到底できないんだ って思ったように記憶しています。

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そしてその後にも、ご縁があって立て続けにハワイ島オアフ島へ行く機会にも恵まれました。

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そんな過去のこともあって、ハワイとはご縁があるものだと勝手に思っています。

 特に私にとっては、単にバケーションというよりも、愛する人を亡くすという深い悲しみと絶望に対して、癒しや救いの場としてのイメージが強いかもしれません。

そして、今こうしてHug Hawaiiに関わる方々とお会いできたことも、何かしらの意味があるような気がしています。とても有難いことです。

 

ハワイといえば、普通はビーチリゾート満喫の南国バケーション☆というイメージが強いと思いますし、私もそんなハワイが大好きです。

一方で、ハワイの歴史を学ぶと非常に過酷な一面もあり、悲しみと救いの両方を併せ持つ、強くて優しい場所なのかなと思ったりもします。 

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私にとっても、悲しみと癒しの両方を併せ持つ意味のある場所であるような気がしています。

 

今年はまたそんなハワイの地に行けそうな予感がしています。

 

Thanks,

Chigusa 

 

 

【お知らせ】4/1(土)14:00- 自死遺族限定の集い「アルファの会」(by Hug Hawaii)が開催されます。

皆さま、ごきげんよう

 

いよいよお花見のシーズン到来ですね。

昨年はちょうど満開の時に隅田川から屋形船でのお花見を楽しむことができました。

今年も屋形船からのお花見を試みましたが、あいにくまだ早かったようです。残念!

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東京では、今週末~来週あたりが見ごろとなるでしょうか。

今年も満開の桜と、はかなく散りゆく桜吹雪を楽しみたいと思います。

 

さて春はお別れと出会いの季節でもあります。

本日は、掲題の通り自死遺族の集いのお知らせをさせていただきます。

自死遺族限定のつどい「アルファの会」東京(赤坂) | グリーフ・ケア | HUG Hawaii

2017年4月1日(土)2:00~4:00まで、赤坂区民センター第2会議室で自死遺族限定の集い「アルファの会」を行います。

自死遺族は他の死別とは違う苦しみや悲しみを味わうことが多いです。

理解し合える人達と過ごすことで、癒されることがあります。

自死遺族ならどなたでも参加できます。

お問い合わせは、alpha@hughawaii.comまで。

主催はHUG Hawaiiさんで、初めて東京での 自死遺族限定の集い「アルファの会」が開催されることになりました。

自死遺族限定の集いというのは、同じ深い悲しみを抱える自死遺族だけでお話をしたりお話を聞いたりするだけの会です。たとえば行政や専門家というようないわゆる支援者といわれるようなお立場の方は参加されません。

もしこのような会を必要とされている方がいらっしゃれば、どうぞお問い合わせ先までご連絡ください。秘密は厳守されますので、どうぞご安心ください。

お問い合わせ: alpha@hughawaii.com 

なお、 4/1当日は、HugHawaii主宰のフロイド由起さんもご参加される予定です。

 

フロイド由起さんはお住いのハワイで、愛する方を亡くされた方々の悲しみを癒すグリーフケアのサポートグループを主宰されています。

www.hughawaii.com

 

フロイド由起さんとは、大学通信課程でのゼミ(緩和医療学・臨床死生学)がご一緒というご縁で出会いました。由起さんは、ハワイから受講され、この度めでたく大学をご卒業されました。おめでとうございます!

 

HugHawaiiでは、日本でも愛する人を亡くされた方々の集いなどを中心に活動されており、この度自死遺族限定の会「アルファの会」が初めて東京でも開催されることになりました。

 

ここでちょっと私ごとのお話を。

突然のカミングアウトではありますが、私は自死遺族です。

10年前に愛する家族を自死で亡くしました。

そういうわけで、4/1「アルファの会」にも参加させていただきますし、今後もこのような活動に携わって参る所存です。

 

30年前にもやはり愛する家族が急逝してしまいましたので、愛する家族が急に居なくなってしまうというとても辛く深い悲しみの経験を経て、いま現在は大学院で主に臨床死生学を学んでいます。

つまり、私が人の死生に興味を持ち、専門的に学びたいと思ったのは、二度にわたる突然の家族との死別経験があることが大きな要因といえます。

この辺りのことは、また今後追々書いていきたいと思いますが、特に愛する家族を自死で亡くした経験は、私の人生に深い意味をもたらしたことは間違いありません。

そんな中で由起さんと出会い、このような活動のお知らせができるということは、決して偶然ではなく、必然でもあるような気がしています。もしかすると私の運命なのかもしれませんね。辛く悲しいことではありますが、今はとても有難いことだと感じています。

 

愛する人自死したことを語るというのは、なかなか簡単ではありません。

残念ながら未だ自死に対して差別や偏見があり、社会的に烙印を押されてしまうというのも事実です。

そこで、自死遺族が自分のお話をしたりお話を聞いたりするのは、とても勇気がいることではあります。しかしながら、自死遺族同士でなら話せる、経験や感情を理解してもらえる、ということもあり得ると考えられますので、本日のお知らせが援助を必要とされている方々の目に触れる機会が増えるといいなぁと考えています。

なお、東京での「アルファの会」は、今後毎月1回開催される予定です。

今後の開催予定につきましても、随時お知らせさせていただきますね。

 

 

そして、長らく難航していた修論計画ですが、このたび自死遺族についての研究をテーマとすることを決心しました。 

これまで一度向き合う必要があることを薄々感じてはいましたが、なんとなく反れた方向性を考えていました。もしかすると向き合うことが怖かったのかもしれませんね。

しかしながら、由起さんをはじめとする様々な出会いと出来事がありまして、今回このような流れになったことをとても有難く思っていますし、当事者としても真摯に取り組んで参りたいと思っています。自死した家族も喜んでくれているような気もします。

 

 

今日はちょっと重い内容になってしまいましたが、必要としている方々が、必要としているタイミングで、必要な情報を得ることができるように、これからもこのような情報を発信させていただきたいと思います。

皆さまのご理解のほどを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

MAHALO,

Chigusa