thousandgrass’s fields

一日一生の毎日を。

お久しぶりのハワイでは大変濃厚な経験をしてきました ーWaikiki編ー

皆さま、ごきげんよう

 

東京は蒸し暑くて家の中でも倒れそうな日々が続いています。

冷房が苦手なので極力入れたくないのですが、室内でも熱中症の危険性が高そうなので、冷房を入れて喘息注意報が出そうになったら薄手のパーカーを着る、という訳の分からない涼み方をしています。

今年は暑さが身体に堪えるのは、単に猛暑のせいだけではない気が・・・💦

 

さて、お久しぶりにハワイへ行ってまいりました。

春学期を終える前に(院ゼミ1回休みました。スミマセン)Vacation突入~!と言いたいところですが、実は今回の目的は修論調査がメインでした。概ねは。w

 

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ゼミ仲間のYさんに空港までお迎えに来ていただいて(Yさんありがとうございました!)、生花のレイをかけていただき先ず感激☆芸能人みたい。

 

今回はワイキキの西のはずれにあるIlikai Hotel & Luxury Suitesに宿泊したのですが、古いホテルで一瞬おぉぉと思ったのですが、室内は改装されていて、フルキッチン・広いベランダ付でオーシャンビューという素敵な環境で生活するように快適に滞在することができました。

しかも、ヨットハーバーの目の前というナイスなロケーション。

バスやトロリーもホテルの目の前から出ていて、ワイキキへの移動にも便利で全く不自由はありませんでした。JCBカードの提示でトロリーピンクラインは乗り放題だったので、もう何周乗ったことか。朝のお散歩でビーチ沿いにモアナサーフライダーまで歩いて、帰りはトロリーとかね。

 

ホテル内のコンビニのようなショップも充実しているし、コーヒーショップのコーヒーは美味しいし、朝食で有名らしいCinnamon'sも入っているし(グルメ編はまた別途!)、各階にコインランドリーがあって帰国後もお洗濯不要だし、DVDも借りられるし、doggy bagで持ち帰ったお食事は翌日の朝食に電子レンジでチンしてベランダで海を見ながら食べられるし、最上階のレストランは夜景が抜群で期待以上に美味しかったし、プールもあるし(ただしかなり深い)、ビーチもアラモアナも歩いてすぐだし。

予想以上に快適な滞在で、すっかり落ち着いてしまいました。

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お隣には巨大な某ホテル村があって、お買い物とか食事とかBarとかラグーンとかビーチとか、花火見物とか、フルに活用させてもらいました。

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小ネタ:チェックインしてお部屋に入った時に、なんと!オジサンがシャワーの修理をしていたんです。これにはビックリで、「もし直らなかったらお部屋変えてもらうんですけど~」とゴニョゴニョ言ってたら、すっかり新品パーツで直してくれて、おまけにホテル側からのお詫びということで、スパークリングワインのフルボトルを1本いただいてしまいました。ラッキー☆なのだろうか? 

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実は正直に告白しますと、以前からワイキキの(日本)人の多さと慌ただしさがあまり好きな方ではなくて、今までオアフ島は敬遠していたところがありました。今回も、中心部から少し離れた日本語が通じないホテルにしたのはそのせいです。

これまで何度もオアフ島には行ったことがありましたが、かの有名なアラモアナSCには一度も行ったこと無かったんです。今回はホテルから歩いて初めて行ってきましたよ。広大過ぎて途中でギブアップして、結局はWalmartに行ってしまいましたが。

 

お久しぶりのハワイは、なんだかちょっと古ぼけたような印象がしました。というのも、前回が9年前ぐらいですから、全体的に古くなってきているのは当たり前ですね。

しかしながら、チープな感じでごちゃごちゃしていた感じが好きだったInternational Market Placeが超オシャレなモールに変わっていたり(個人的には残念)、高層ビル群が増えていたりと、まだまだ発展している活気があって、意外とオアフ島いいね👍と気に入ってしまいました。スミマセン、今まで勝手に敬遠していて。

オアフ島もまだまだ行ったことがないところだらけなので、また再訪して色々なところを周ってみたいです。

 

肝心の修論調査は、皆さまのご理解とご協力のお陰様をもちまして、非常に有意義な調査をさせていただくことができました。

身勝手なお願いにもかかわらず、快くお引き受けくださり、お時間を割いていただいて貴重なお話を聞かせていただいたことは、研究は勿論ですが、個人的にも非常に貴重な機会でしたし、本研究を進めることを決断して、本当に良かったと思っています。

皆さまのご厚情と御助力に報いることのできるよう、研究の成果を広く社会へ伝え、貢献して参りたいと考えております。今後学会発表、修論、学術誌への投稿等で還元させていただきます。

改めてご協力いただきました皆様には心より厚く御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

 

今回の滞在では、Yさんを始めとする方々に大変にお世話になり、また多くの人とのご縁と出会いに恵まれました。

皆さまとても素敵な人ばかりで、本当によくしてくださいました。ほぼ初対面の方だったにもかかわらず、非常に温かく迎えてくださり、いろいろなお話を伺い、大切なことをたくさん教えてくださいました。そして、帰国後も更にいろいろなことを教えてくださったり、アドバイスをしてくださったりで、感激しております。

本当に有難い限りで、心からの感謝しかありません。重ね重ね感謝申し上げます。

 

 

そんなわけで、お久しぶりのハワイでは、いろいろな意味で大変濃厚な経験の数々をさせていただきました。

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他には、期せずして著名な方とのランチ&講演会に同行させていただいたり、ブランチやBBQを開催してくださったり、大学院生らしく?ハワイ大学にも連れて行っていただきました。(UH編はまた別記事で)

 

調査終了後には、つかの間のVacationを堪能いたしました。

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 ↑イルカがいるか!?w

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 ↑このビーチがお気に入りです

 

 

諸般の事情で泣く泣く帰国日を早めることになってしまったのですが、それにしても濃厚すぎるお久しぶりのハワイ滞在は、深く思い出に残る旅になったのでした。

 

今日はこれでおしまい。

UH編、グルメ編はまた追ってアップしたいと思います!

 

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MAHALO!

Chigusa

 

(今日のおまけ -Statue編ー)

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とりあえず同じポーズで写真を撮ったことは言うまでもありません。(クジラは除く)

 

自死遺族の会「アルファの会@東京」の記事を別ブログとして独立させました。

皆さま、ごきげんよう

暑い毎日ですが、ご機嫌如何でしょうか。

くれぐれも熱中症などには十分お気をつけくださいませね。

 

さて、これまで何度か自死遺族の会「アルファの会@東京」のご案内記事をアップして参りました。

 

thousandgrass.hatenablog.com

 

この度、自死遺族の会「アルファの会@東京」の記事を別ブログとして独立させましたので、ご案内させていただきます。

 

alphaandomega.hatenablog.com

 

今後、自死遺族の会「アルファの会@東京」に関連する記事は切り分けてアップして参ります。

内容を特化することで、必要とされている方が、必要とされている時に、必要な情報にたどり着けることを願っております。

 

そして、本ブログは主に私のパーソナルな内容となる見込みです。

大学院のこと、プライベートのことなどは引き続き本ブログに綴って参るつもりです。

引き続きのご愛顧を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

いつもありがとうございます!

Chigusa 

【お知らせ】7/16(日)14:00- 自死遺族の会「アルファの会@東京」(by Hug Hawaii)が開催されます。

みなさま、ごきげんよう

東京は連日の猛暑で暑さが身体に堪えます。

 

そんな時の涼の取り方は、やっぱり↓↓こうなってしまいます💦

 

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左は所沢で醸造している地ビールですよ。※右はビールではありません

 

幸い私は痛風ではありませんで、プリン体摂取量が確実に増えていると思われる今日この頃です。

 

そして、今月は生魚、お寿司をかなり頻繁に頂いていて、かなり幸せです。

お寿司は、鶏のから揚げの次に大好物です。

 

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さて、ご案内が直前になってしまいましたが、今月も自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」が開催されますので、ご案内申し上げます。

 

自死遺族の会「アルファの会@東京」(高輪) | グリーフ・ケア | HUG Hawaii

2017年7月16日(日)

14:00~16:00

 

高輪区民センター 3階 会議室 で自死遺族限定の会「アルファの会@東京」を行います。

 

会場:高輪区民センター

 

〒108-8581
東京都港区高輪1-16-25(高輪コミュニティーぷらざ内)

高輪区民センターへのアクセスと地図

交通アクセス:都営三田線東京メトロ南北線白金高輪駅(1番出口)から直結

参加費:無料


自死遺族は他の死別とは違う苦しみや悲しみを味わうことが多いです。
理解し合える人達と過ごすことで、癒されることがあります。
自死遺族ならどなたでも参加できます。


お問い合わせは、alpha@hughawaii.comまで。

 

主催はHUG Hawaiiで、今年4月から毎月1回自死遺族限定の会「アルファの会@東京」を開催しています。

 

 Hug Hawaiiについては、以下をご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

本来アルファの会はHug Hawaiiの会員様向けで、前日までに予約の必要があります。

しかし、2017年7月の開催会につきましては、出来る限り予約はしていただきたいのですが、当日の参加もOKとさせていただきます。

 

自死遺族の会というのは、同じ深い悲しみを抱える自死遺族だけでお話をしたりお話を聞いたりするだけの会です。

しかしながら、同じような経験をした人同士で集い、分かち合うことで得られることも少なくないと考えられます。

また、これまでなかなかお話できなかったことをお話していただくことで、カタルシス(精神の浄化)の体験となる可能性もあります。

ただし、無理にお話いただく必要はありませんし、無理に聞き出すこともありません。

 

もしこのような会を必要とされている方がいらっしゃれば、どうぞお問い合わせ先までご連絡ください。

なお、秘密は厳守されますので、どうぞご安心ください。

お問い合わせ: alpha@hughawaii.com 

 

自死遺族の方々にとっては、このような会に参加することにも、きっと大変な勇気が要ることと思います。

そして、このような場でお話をすることにも大きな不安を抱かれることと存じます。

私も自死遺族ですが、もし初めてこのような会に参加するとしたら、当日どのようなことが行われるのかとても不安ですし、きっと躊躇してしまうのではないかと思います。

 

そこで、自死遺族限定の集いというのはどのような会になるのか、基本的なルールをお示しさせていただきますね。

アルファの会@東京においても、Hug Hawaiiの会員規則(当日ご説明いたします)と、原則以下にお示しするルールに基づいて進行する予定です。

 

●当日は、匿名、ニックネームでのご参加もOKとします。

●他人のことではなく、自分のことを話します。

●お話したくない時には無理に話す必要はなく、パスができます。他の方のお話を聞くだけの参加でも OK です。  

●この場でお互いに話した内容は、決して外部に持ち出さず、他のところでは話さないことを約束し 、全員のプライバシーを尊重します。  

●他の参加者のお話を評価したり、批判やアドバイスをしたりすることは控えます。 お互いに、言いっぱなし、聞きっぱなしの姿勢をとります。 

●布教や営業、政治活動などはお断りします。

●本会は当事者同士による自助グループですので、個人的なご相談や専門的な支援の求めには応じることができません。

●今後も全員が安心してお話しできるような安全な場となるように、全員が会員規則、基本的なルールを守っていきます。 

 

参考:NPO法人グリーフサポートリンク <全国自死遺族総合支援センター>、2015、死別の悲しみに寄り添う~自死遺族のつどいのすすめ方~、p.6

 

アルファの会@東京はまだ始まったばかりですので、今後ご参加者の皆さまと共に会を育てて参りたいと考えております。

今後とも皆さまのご理解とご協力をどうぞ宜しくお願い致します。

 

私ごとですが、この度大学院の修論研究に対する大学の倫理審査が無事に下りまして、正式に自死遺族の方々へのインタビュー調査を行わせていただくこととなりました。

修論研究では、自死遺族の方々の生き方をテーマとしているのですが、それに伴いまして、私自身も自死遺族であること、自死遺族としてどのように生きてきたのかをお話する機会が増えて参りました。 

 

正直を申しますと、初めは自死遺族であることを公表したり、自死遺族としてどのように生きてきたかをお話することはどこか怖くて、躊躇しているようなところがありました。

今でも自死遺族であることを誰かに告白する時は、なぜかちょっぴり緊張してしまいます。きっと告白される側のお相手の方も反応に困るのだろうなー、という推察に基づいているからだと思うのですけれど。

 

しかしながら、アルファの会@東京や修論研究を通じて、徐々に私自身の経験をお話するうちに、残念ながら自死してしまった愛する家族を以前より身近に感じるようになり、今では共に活動しているような感じがしています。

故人との関係性が変化してきた、とでもいいましょうか。不思議なものですね。

私はそれを嬉しく思っています。

 

日本では、残念ながら未だ自死自死遺族に対する差別や偏見があるのが現実です。

したがって、どうしても自死遺族が自分の話をするのはためらわれるのです。

ただ、自死遺族の会のような場や機会を得て、当事者同士でお話してみると、案外いろいろなことを話すことができるようです。(私の場合)

カタルシス(精神の浄化)体験にもなっているのだと思います。

そして、自分は話さなくても、同じ自死遺族の方のお話を聴いているだけでも、何か共感したり、思うことが出てくるかもしれません。

 

そこで、アルファの会@東京でも、先ずは私の経験や悲嘆をお話したいと思っていますので、まだご自分のお話が出来ない方や、当事者の話を聞いてみたいと思われる方のご参加をお待ち申し上げております。

 

また、アルファの会@東京へのご参加が難しい方は、全国各地で同じような自死遺族の会が開かれていますので、インターネットで検索してみるとよろしいかと存じます。

 

まだ悲嘆が深くて絶望と悲しみのどん底にいる時には、きっと外出することも、人と会うことも、ましてや自分の話をすることなんて、到底できないと拝察いたします。

私もそうでした。自死による死別体験から数か月は、生ける屍のようでした。

無理をする必要はないと私は思います。時には望んだ孤独や孤立も必要ではないでしょうか。少なくとも、私には必要でした。

 

ただ、もし誰かに話してみたい、思いを吐き出してみたい、と思うような時があれば、まずいわゆる自助グループといわれる当事者同士の会に参加してみるのも一つの方法でしょう。勿論専門的な支援が必要な場合には、専門家にご相談するのが宜しいですね。

誰かに助けてもらいたい時に、「助けてほしい」と言えることと、そのような場や機会を知っておく、あるいはその情報にたどり着ける、という選択肢があることは、とても大切なことだと私は思います。

 

アルファの会@東京も、そんな場や機会の選択肢の一つになることを願っております。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

ありがとうございます。

Thanks,

Chigusa

 

 

 

 

別れの効用と、スナックあの世この世。

皆さま、ごきげんよう

東京では蒸し暑い日が続いています。

大雨による被害も出ているようですが、梅雨明けが待たれるところですね。

 

ところで。

年を重ねても、初めての体験ってまだまだあるものです。

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なぜかこの年になるまで銭湯というところへ行ったことがなく、人生初の銭湯に行ってまいりました。

銭湯といっても、キレイでオシャレな感じでしたが、真っ黒なお湯の天然温泉もあって、リフレッシュできました。

しかし、なぜ銭湯には牛乳とかフルーツ牛乳が置いてあるんですかね?お風呂上りに牛乳って飲みたいかな?不思議です。

あ、私が飲んだのは勿論ビールですが。w

 

前置きはこれぐらいにして。

本論はイベントに参加して参りましたので、そのお話です。

 

イベントの内容は、

映画上映&トークセッション 「別れの、そのあとに。〜別れの効用〜」 | Peatix

をご参照くださいませ。 ※このイベントは終了しています。

 

peatix.com

 ※しつこいですがこのイベントは終了しています。

 

死別によるお別れは本当に辛く悲しいものです。

しかしながら、お別れのそのあとにも、遺された者たちの人生は続いていきます。

遺された遺族は悲嘆からの立ち直りのプロセスを辿ると言われているのですが、その中で、お別れにも効用はあるのだろうか?という、大切なことを考えるとても有意義な機会になりました。

 

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まずは、ドキュメンタリー映画『家族の軌跡〜3.11の記憶から〜』(大西暢夫監督作品)を鑑賞しました。大西監督ご自身も会場に駆けつけてくださいました。

 

www.youtube.com

未曽有の大災害で多くの尊い命が失われてしまいましたが、遺されたご遺族が大きな悲しみを抱えてもなお、生き続けているリアルな姿が描かれていました。

ぐっと胸に迫るものがありましたが、私はご遺族の方々が生き続けている力強さに惹きつけられました。復興というのは、目に見える形のある物だけではなく、人と人生の復興のことでもあるのだなぁと。

人は、絶望と希望の狭間で、それでも生きていくのだと、しみじみ考えさせられました。

 

そして、トークセッションでは、死別によるお別れの効用について、参加者からもお話を伺う貴重な機会となりました。

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恐らく参加者の多くは死別経験による深い悲嘆を抱きながら、今日まで生き続けて来られた方だったのだと拝察します。

各々の方にそれぞれのストーリーがあり、死別経験や喪失体験というのは本当に多様で、それぞれの立場も想いも悲しみも異なっていて、悲嘆やお別れの効用も人それぞれなのだろうと、当たり前ですが改めて実感しました。

 

ちなみに、私は二度にわたって家族の急逝を経験していますが、今ではお別れにも効用はあると感じています。

このことはまた別の記事で書きたいと思っていますが、私の場合のお別れの効用の一つは、

たとえ家族であったとしても、「人はそれぞれその人の人生を生きているのだ」と思えるようになったことでしょうか。

これも当たり前のことかもしれませんが、

「親しき仲にも離別感」

親しき仲にも離別感|日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき

と衛藤先生が仰っているように、

「あなたはあなたの人生を生き、私は私の人生を生きる」というような適切な離別感を持つことが出来るようになったことは、私の悲嘆からの立ち直りのプロセスの中では大きな気づきでした。

(ちなみに、私は自死遺族となってから、衛藤先生が主宰されている日本メンタルヘルス協会の基礎コースを受講していました。)

「私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。」

ゲシュタルト療法 - Wikipedia

 というのが、「ゲシュタルトの祈り」の一説に出てきます。

 

つまり、愛する家族との突然のお別れは本当に辛く悲しかったけれど、愛する家族も一人の人間として確かに最期まで自分の人生を生きたはず、だから私も私の人生を生きよう、と思えるようになったこと。

この適切な離別感を理解するようになったことは、私のお別れの効用なのかもしれません。

 

そして、夜の部の懇親会にも参加させていただきました。

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大きな病院と大きなお寺の間にあるお店で開催されたのですが、ネーミングが絶妙ですよね。

私はいたく気に入りました!

 

やはり参加者の多くは死別体験を経て深い悲嘆を経験されている方が多く、まさにあの世とこの世の死生のアレコレを沢山お話することができました。

 

死や死別についてのお話って、なぜか忌避されてタブー視される傾向があります。

私たち全員に関わることなのに、なぜか縁起が悪いと言われたり、口を閉ざしてしまったりすることが多いのが現実です。

勿論避けたくなる気持ちも分かります。ただ、大切なことでもあると思うのです。

 

現実的には死別を誰しもいつかは経験するものですし、その時に個々人が思うことや話したいことも沢山あるのではないかと思います。

私も、死別の当初は独りになりたくて抱え込んでいましたが、その後、全てを吐き出してしまいたい思いにかられた時に、あいにく話せる場所を探すことが出来ませんでした。それで、なぜか?心理カウンセリングの講座に通った次第です。

 

確かに死生のお話は日常生活の中ではタブー視はされてしまうことも分かるのですが、死別や死生のアレコレについて、話したい人が、話したいときに、気兼ねなく話せる場所があるといいなーと思っていました。

ので、個人的には、今後常設してほしいぐらいです。

 

そんなわけで、今後恐らくまた別の形でも、死生のアレコレを話せるような場や機会を作りたいと考えています。

 

最後に、本イベントに関わった全ての皆さまに心より御礼を申し上げます。

とても貴重で大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

そして、多くを学び考えることができました。

誠にありがとうございました。

 

Thanks,

Chigusa

死生について考え続けてみること。

皆さま、ごきげんよう

東京は梅雨らしくどんよりな空模様が続いていまして、こんな時期は猫にでもなりたい気分です。

実家で長らく猫を飼っていますが、とりあえずずーっと寝ているし、食べたいときに食べて、寝たいときに寝る、みたいな本能の赴くままの生活って、たまにいいなーと思ったりします。w 

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3匹いたのに、1匹(♀)になってしまいました。

やっぱり♀の方が長生きなのかしら?

 

本来猫は大好きなのですが、実は猫アレルギーです。辛い、、、

 

さて、このところの報道で恐らく多くの方が目にされている通り、愛する人を亡くすというのは、どんなに辛く深い悲しみと絶望に沈みゆくのか、きっと皆さまも想像されることと思います。

死生のことについて考えてみた方も多かったのではないでしょうか。

 

生命倫理の教授であった先生の言葉がとても印象的で、よく覚えています。

 

「考え続けることが大切。」

 

生命倫理や死生観は、そう簡単に正誤の答えが出せるようなものではありません。

そして、人それぞれによって考え方や捉え方も異なることでしょう。

でも、そこで考えることを止めるのではなく、一緒に考え続けることが大切である、というご教授でした。

私はこのことをとても重要だと思いましたし、私自身もそうありたいと思っています。

 

現在大学院で主に臨床死生学(特に自死遺族)の研究に取り組んでいますが、自分の考えを述べた時、指導教員からクリティカルな指摘を受けることも多々あります。

一瞬モヤモヤしたりもしますが、まさに考え続けるための訓練をしていただいているのだろうなー、と感じます。(なぬぅー!? ってなることもありますけどね。w)

自分の主観の中だけの思考に留まらず、クリティカルな指摘や反対意見についても考えてみるって、大変ですけれど、考え続けていくためには大事なことなのだと思います。

 

 

死生のことって、すべての人に共通の出来事であるにもかかわらず、自分の身に起こった時や、今回のように広く周知されるような時にしか、真剣に考えないないようなことの一つなのかもしれません。

しかしながら、一緒に考え続けてみる、ということを頭の隅っこにでも置いておいて、ときに人の死生観を聴いてみたり、誰かと語り合いながら死生について一緒に考えてみたりすることは、これからますます大切になってくるような気がします。

 

死生について考え続けてみることは、独りでもできると思いますが、やはり誰かと一緒に考え続けてみると、きっと死生観や思考にも広がりが出てくるでしょう。

死生観って変わっていくものですし、むしろ上書きしていく方が健全だと思います。

緩和ケアや終末期医療などについても同様のことが言えるのではないでしょうか。

 

たまには誰かとそんな話をしながら、死生について考え続けてみるのはいかがでしょう。

私もこれからも一緒に考え続けていきたいと思います。

そして、いつか(遠くない将来ね)、地域の中でそんな場や機会を設けていきたいと考えています。

 

Thanks,

Chigusa

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【お知らせ】6/17(土)14:00- 自死遺族の集い「アルファの会」(by Hug Hawaii)が開催されます。

みなさま、ごきげんよう

千草です。プロフィール画像を撮影していただきましたので、この度ブログにも顔を出すことにいたしました。

 

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ちょっと格好つけていますが💦、お気に入りの一枚です。

 

もともと自死遺族の会等のご案内を差し上げるのに、一体どんな人間がやっているのか?が分からないと、きっと不安よね、、、と思ったことがプロフィール画像を撮っていただくきっかけでした。

といっても、これだけではどんな人間であるのか?は充分にはお分かりいただけないかと思いますが、ご参考になれば幸いです。

 

ちなみに私は、医療系の研究開発企業でのお仕事に携わりながら、現在社会人大学院生として、主に臨床死生学を学んでいます。

今年は修士課程の2年生で、自死遺族をテーマとした修士論文執筆のための研究に取り組んでいます。そして、私自身も自死遺族です。

自死遺族を研究テーマとすることについては、未だ自問自答や葛藤を繰り返していますが、私なりの決断をいたしましたので、真摯に向き合って参る所存です。

 

 

さて、直前のお知らせになってしまいましたが、 6月の自死遺族の集いのご案内をさせていただきます。

自死遺族の方であればどなたでもご参加OKですので、ご参加をお待ち申し上げております。

 

自死遺族限定のつどい「アルファの会」東京(赤坂) | グリーフ・ケア | HUG Hawaii

2017年6月17日(土)14:00~16:00

赤坂区民センター 4階 第2会議室で自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」を行います。

アクセス | 赤坂区民センター

 
自死遺族は他の死別とは違う苦しみや悲しみを味わうことが多いです。
理解し合える人達と過ごすことで、癒されることがあります。
自死遺族ならどなたでも参加できます。
お問い合わせは、alpha@hughawaii.comまで。

 

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赤坂区民センターはこんな建物です 。

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会場の第2会議室は4階にありますので、直接お越しくださいませ。

 

主催はHUG Hawaiiで、今年4月から毎月1回自死遺族限定の集い「アルファの会@東京」が開催されることとなりました。

 

 Hug Hawaiiについては、以下をご参照くださいませ。

www.hughawaii.com

 

今回は、ハグハワイ代表のフロイド由起さんもちょうど来日中でご出席いただける見込みです。

時間がとれれば、先ずはハワイでアルファの会をスタートされた理由や経緯などのお話を伺ってみたいと思います。

特に今回は、必ずしもご自身のお話をしていただく必要はありませんので、ご興味がある方やいきなりのご参加を迷っておられる方のご参加もお待ちしております。

 

本来アルファの会はHug Hawaiiの会員様向けで、前日までに予約の必要があります。

しかし、2017年6月の開催会につきましては、出来る限り予約はしていただきたいのですが、当日の参加もOKとさせていただきます。

 

自死遺族限定の集いというのは、同じ深い悲しみを抱える自死遺族だけでお話をしたりお話を聞いたりするだけの会です。

しかしながら、同じような経験をした人同士で集い、分かち合うことで得られることも少なくないと考えられます。

また、これまでなかなかお話できなかったことをお話していただくことで、カタルシス(精神の浄化)の体験となる可能性もあります。

ただし、無理にお話いただく必要はありませんし、無理に聞き出すこともありません。

 

もしこのような会を必要とされている方がいらっしゃれば、どうぞお問い合わせ先までご連絡ください。

なお、秘密は厳守されますので、どうぞご安心ください。

お問い合わせ: alpha@hughawaii.com 

 

 

自死遺族の方々にとっては、このような会に参加することにも、きっと大変な勇気が要ることと思います。

そして、このような場でお話をすることにも大きな不安を抱かれることと存じます。

私も自死遺族ですが、もし初めてこのような会に参加するとしたら、当日どのようなことが行われるのかとても不安ですし、きっと躊躇してしまうのではないかと思います。

 

そこで、自死遺族限定の集いというのはどのような会になるのか、基本的なルールをお示しさせていただきますね。

アルファの会@東京においても、Hug Hawaiiの会員規則(当日ご説明いたします)と、原則以下にお示しするルールに基づいて進行する予定です。

 

●当日は、匿名、ニックネームでのご参加もOKとします。

●他人のことではなく、自分のことを話します。

●お話したくない時には無理に話す必要はなく、パスができます。他の方のお話を聞くだけの参加でも OK です。  

●この場でお互いに話した内容は、決して外部に持ち出さず、他のところでは話さないことを約束し 、全員のプライバシーを尊重します。  

●他の参加者のお話を評価したり、批判やアドバイスをしたりすることは控えます。 お互いに、言いっぱなし、聞きっぱなしの姿勢をとります。 

●布教や営業、政治活動などはお断りします。

●本会は当事者同士による自助グループですので、個人的なご相談や専門的な支援の求めには応じることができません。

●今後も全員が安心してお話しできるような安全な場となるように、全員が会員規則、基本的なルールを守っていきます。 

 

参考:NPO法人グリーフサポートリンク <全国自死遺族総合支援センター>、2015、死別の悲しみに寄り添う~自死遺族のつどいのすすめ方~、p.6

 

 アルファの会@東京はまだ始まったばかりですので、今後ご参加者の皆さまと共に会を育てて参りたいと考えております。

今後とも皆さまのご理解とご協力をどうぞ宜しくお願い致します。

 

ありがとうございます!

Chigusa

 

 

 

 

 

樫木のこさんにプロフィール画像を撮っていただきました。

皆さま、ごきげんよう

なんだか暑いですね。日本は春が短くなってしまったのでしょうか。

夏は大好きなので寒いよりはずっとましですが、5月からこの暑さって、、、夏が思いやられますね。

 

さて、タイトルの通りプロのフォトグラファーの樫木のこさんプロフィール画像を撮っていただきました。

 

のこさんのブログはコチラ↓です。

 

ameblo.jp

素敵な写真を撮ってもらいたいと思っている方にはとってもオススメですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

大学院の同期Iさんが以前撮影してもらっていたのを知っていて、その画像がとっても素敵だったので、私も撮ってもらいたーい!とお願いしたところ、撮影会を開いてくださいました。ありがとうございました!

 

撮影場所は、新宿御苑です。

超久しぶりに行きましたが、思わず東京であることを忘れてしまいそうな広さ、美しさでした。

当日は夏のような暑さでしたが、青々と茂る新緑がとっても美しく、風は爽やかで、とっても楽しくて嬉しい撮影会になりました。

 

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たしかのこさんが「景色と一体化する」ということばを使ってらしたと思うのですが、早速撮りたての画像を見せてもらったところ、本当に美しい景色に溶け込んでいるような感じがしました。そして、なんといっても構図が超素敵☆ですよね。

 

追記:千草という名の通り、何千もの緑(草)に囲まれているのが、合っているのかもしれませんね。ちなみに、千草というのは、さまざまな草花という意味だそうで、「庭の千草~」とか、「千草色」という色もあるそうです。あと、皇居内に「千草の間」というお部屋もあるんですって!驚

 

 

実は私はこれまで諸般の事情でいわゆる顔出しをしてきませんでした。

Facebookのプロフ画像は、小学校の入学式の日の画像を使っていまして、ちっとも成長していませんでした。w

そしてこの度、プロフ画像をいっきに成長させることにしました。www

 

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まだ顔出ししていません💦

 

正式な納品は未だなのですが、取り急ぎ送っていただいた写真だけでも、十分にプロフ画像になりそうですので、また追ってさらに素敵な画像を見ていただけると思います。

乞うご期待です。

 

屋外で写真を撮ってもらうのは初めてでしたが、スタジオで撮ってもらうよりも、格段に自然で素敵になりますね。とっても嬉しいです。

借景の力も大きいと思いますし、やはり自然の中にいるだけで気持ちがいいですし、そんな状態が表情や動きにも出るのではないかと思います。

 

そして何よりも、のこさんに撮影していただくことで、新たな自分を発見するというか、新鮮な驚きがあるというか、心も徐々に変わっていったように思います。

普段自分の姿を客観的に見ることってあまりないと思うのですが、こんな風に素敵に撮っていただけると、テンションが上がりましたし、自己肯定感も高まった気がします。

まるでフォトセラピーを受けているようでしたよ。

 

 

のこさんはとても魅力的な方で、またお会いしたいなーと思うお方です。

きっとそんなのこさんのセンスや魅力、お人柄が、お写真にも表れるのでしょうね。

 

ぜひ季節ごとに撮っていただきたいところですが、次回は秋になる見込みかしら。

また次回もとっても楽しみです。

 

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今回の撮影会参加メンバー。みんなとってもいい表情ですね。

(私もとうとう顔出ししちゃいました💦)

皆さんもとっても素敵☆に撮っていただいていましたよー。仕上がりがほんとうに楽しみです☆

 

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のこさんと他のご参加者の皆さんのおかげで、本当に楽しく素敵な時間を過ごせたことに心から感謝です。

ありがとうございました!

 

Thanks,

Chigusa