thousandgrass’s fields

一日一生の毎日を。

デジタルペーパーで研究を快適に。

皆さま、ごきげんよう

日本はGWですね。気候も良くて清々しい気分になります。

日頃よりは時間がとれそうなので、この際にじっくり英語論文を読もう!と意気込むのですが、アメフト(早慶戦生中継)が面白かったり、撮りためている海外ドラマも観たいし、なかなかねーと言い訳ばかり考えつきます。

 

さて、新学期に入ってから、そんな私にピッタリな?デジタルペーパーという機器を主に研究用に使い始めています。

あくまでも個人的な感想ですが、研究が快適になる機器の一つだと思います。

 

私が使用している機器は↓の商品です。

www.sony.jp

ソニー デジタルペーパー dpt-rp1

ソニー デジタルペーパー dpt-rp1

 

 

大きさはほぼA4サイズで、なんといっても軽いのが快適です。

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今度A5サイズが発売されるみたいですね。

研究でもお仕事でも基本的にA4サイズのドキュメントを読むことが多いので、A4実寸サイズというのは馴染みがいいと思います。

 

研究では文献を読む機会が多くあるのですが、私はこれまで文献を全て紙に印刷して読んでいました。

PCで読むのはスクロールが必要だったり、老眼だったり目が疲れたりするのと、マーカーを引いたり、メモを書いたり、付箋をつけながら読むことが多いので、どうしても紙に印刷していました。

当然その分紙やインクを消費しているし、何よりゼミや講義のために複数の文献を持ち歩くと紙って意外と重いんですよね。移動時に文献を読むのもかさばるし。

紙のファイルをするにしても溜まってくると場所をとるし、当該の文献を探して読み返すのもひと苦労でした。

 

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Cvinar, J. G. (2005). Do suicide survivors suffer social stigma: A review of the literature. Perspectives in Psychiatric Care, 41(1), 14-21.

 

デジタルペーパーに印刷(「印刷」するとpdf.形式で保存)するようになって、

・当然のことながらペーパーレス(エコ)

・複数の文献を持ち歩いても重くない

・ファイリングが楽、当該の文献をすぐに探し出せる

・おそらく目にも優しい(読み易い)

というわけで、文献を読むストレスが減ったといえます。

 

くわえて

・マーカーを引ける

・書き込める

ので、紙に印刷した時の利点がそのまま再現できるといえます。

モノクロでしか表示できないのは残念な点ですが、慣れれば気になりません。

本商品はpdf.文書を読むことに特化されているので、タブレットとの使い分けは好みが分かれるかもしれません。

文献を読む+書き込む→ファイルしていくという研究上の作業には向いていると私は思います。

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Cvinar, J. G. (2005). Do suicide survivors suffer social stigma: A review of the literature. Perspectives in Psychiatric Care, 41(1), 14-21.

 

そして私が何より便利だと感じているのが、

・手書きの☆印、*印を認識して検索してくれる

という機能です。

 

文献を読んでいてマーカーとか書き込みが多くなると、後からどの箇所が重要だったのか、どの部分を引用したいのか、結局よく分からなくなっていたりします。

これを痛感したのが、修論文末の引用文献リストを作成するときでした。

引用した文献は管理してあるものの、どの箇所を引用したのかを再確認するのに意外と苦労しました💦

そこで、重要な部分には*印、引用箇所には☆印というように自分なりの使い方を決めておけば、後からの検索が容易にできるのは便利だろうと思います。

 

それから、文献の余白だけでなく、サイドノートを作成できる機能も便利です。

このまま研究ノートの一部として保存できるのはいいですね。

右側の手書きノートは固定表示したまま、左側の文献はページをめくれます。

自分なりの文献のまとめや構造化抄録を作成しておいても良いかもしれません。

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Cvinar, J. G. (2005). Do suicide survivors suffer social stigma: A review of the literature. Perspectives in Psychiatric Care, 41(1), 14-21. 

 

そして、文献等を読むだけでなく、新規でノート(各種テンプレートあり)を作成できますので、文字通りゼミノートや研究ノートを保存しておけば、やはり当該箇所を探したり、見返したりするのが楽です。これも紙にはない快適さです。

その他、PC上のファイルとデジタルペーパーのファイルを自動同期できたり、手書きのノートをpdf.で出力できたり、いろいろと便利な機能があります。

 

というわけで、今年度からの博士後期課程の研究はデジタルペーパーを活用して効率化を図りたいと思います。

 

研究だけでなく、お仕事でもパワーポイント等の資料をデジタルペーパーにpdf.印刷しておけば打合せ時に書き込みが可能ですし、履歴をすぐに探せるので会議メモ、議事録としても適しているのではないでしょうか。もちろん職場のペーパーレスになるので、コスト削減にも繋がりそうです。

 

と、利点ばかりを述べてきましたが、前職場の商品ではあるものの、決して回し者ではありません。

今後も良い商品の開発と発売に期待したいと思います。

 

ただ、デジタルペーパーで研究が快適になることと、研究が順調に進むことは別でしょうね。

研究が地道であることには変わりはないでしょう。

というわけで、このGWもデジタルペーパーで地道に文献を読み進めたい次第です。

 

皆さまも良いGWを!

 

Thanks,

Chigusa