thousandgrass’s fields

一日一生の毎日を。

死の民主化ってなんだろう?:Death Lab(金沢21世紀美術館)

皆さま、ごきげんよう。

 

あっという間に師走が目の前に迫って参りました。あら、びっくり。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

私は最近様々な案件がいろいろと重なっていて、なんだかとっても気忙しいです。

今年中にやっておきたいことも沢山あって、結構焦っているわけですが、所詮身体は一つですので、目の前にある大切なことから片づけていくしかないよね、と思っているところです。

目下最大の悩みは、いま使っているPCキーボードのAのキートップが外れてしまってとっても打ちづらいことです。応急処置としてテープを貼っているのですが、すぐにああああああああああああああああああああああ とかなってしまうのが結構なストレスです。www

 

さて、かれこれ数週間前に金沢へ行ってまいりました。

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美しい紅葉で心まで綺麗になれそうな気がしました。

気のせい?

 

主目的はとある私の推しメンさまのライブ2days遠征だったのですが、合間に金沢21世紀美術館へ訪れまして、非常に気に入りましたのと、ちょうどDeath Labというとても興味深い展示がありました。

臨床死生学の研究を行っている私にとっては、偶然というか必然だったとしか思えなくもないです。

企画展示やイベントもとても興味深く素晴らしくて、私がすごーく好きな感じの美術館でした。

また度々訪れたいと思える場所です。

ほんとうはまた直ぐにでも行きたいです。

 

金沢21世紀美術館

https://www.kanazawa21.jp/

 

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この日はお天気も最高でした。

なんか雲が可愛いらしいことになっていますね。

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プールを上からと下から眺められるんですよ。

面白い光景です。

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「タレルの部屋」《ブルー・プラネット・スカイ》

ここは物凄く良かったです。

この部屋に早く再訪したいと思えるぐらい。

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瞑想部屋のようにも思えて、一日中居られそうでした。

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刻々と空の表情が変わります。

夜明け前やトワイライトの時間もきっと美しいでしょうね。

 

そして、きっと必然の出会いでした。

 ↓ 

Death Lab

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「死を民主化せよ」とは、一体どういうことなのでしょうか?

結構エッジの効いたフレーズですよね。

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大変興味深い展示でしたので、ご興味がある方は是非行ってみてほしいと思います。

2019年3月24日(日)までのようですよ。

 

個人的にはいろいろレポートしたいことはあるのですが、多くの方に実際に行って観ていただきたいと思うので、ここでは割愛させていただきます。

 

端的にいえば、タイトルにも書いた通り、「死の民主化」って一体なんでしょうね?

というようなことを、深く考えさせてくれる本当に興味深い展示でした。

都市計画とか、建築とか、お見送りの場のこととか、物理的な共生というようなことにも多く言及されていました。新しい視点や発想はほんとうに面白いですね。

いつか死が民主化された世界はどのような世界になっているでしょうか。

 

 

わたしも個人の活動として「カフェあの世この世」という死生にまつわる様々なことについての対話の会を仲間と共に開催していますが、まさに忌避されがちな「死」についてのあれこれを、市中において市民同士で対話することを目的の一つとしていますので、ある意味で「死の民主化」を目指しているともいえるかもしれません。

anoyokonoyo.hatenablog.jp

 

近代の日本では、自宅死よりも病院死の方が多くなったことからも、市民から死が遠ざけられて忌避されている傾向にあります。

そこで、「死を市民の手に取り戻すこと」、そんなことを仲間と話したりしています。 

個人的には、とても面白いことだと思っていますので、引き続き考え続けて行きたいと思います。

博論研究にも活かせそうな気がします。

嗚呼、私の博論研究はどうなっているのでしょうか・・・。

 

皆さまも是非、Death Labへ。

そして、いつかカフェあの世この世へもどうぞお越しくださいませ。

会場でお会いしましょう。 そして、死生について対話いたしましょう。

 

 

ところで。

お久しぶりの金沢Tripはいろいろな意味でとっても素晴らしいものになりました。

絶品のどぐろ等の超絶美味しいお寿司を心行くまで注文し続けて至福の時間を過ごし、

サクサク白エビで心も満たされて、

私にとって初の2daysは間違いなく最高!で、

ちょうど解禁された蟹を金沢おでんで堪能してほろ酔いになったところで、

帰途にまたとあるアーティストの方とごくお近くで乗り合わせるという今年二度目の奇跡が起こり、一睡もできずに車中悶々としていたことは今年のハイライトといえるかもしれません。

いえ、もっと大切なことはあった気がしますが。

 

今年も残りあと1か月、皆さまも一日一生で豊かな楽しい毎日を過ごされますように。

 

Thanks,

Chigusa