皆さま、ごきげんよう。
遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さあ新しい年の幕開けです。
個人的には昨年末までにやり残したことが多々あって、いろいろ焦っていましたが、新年になったことですし、また心新たに邁進していきたいと思います。
とある占いによると、私にとって今年はチャレンジの年だそうで、なんだかんだ結局毎年チャレンジの連続のような気もしますが、「♪聳える高い壁 超えるのは 自分自身を目指して♪」ということで、Be Myselfでいきたいと思います(分かる人には分かると思いますw)。
さて、新年早々↓コチラ↓のイベントが開催されまして、参加してまいりました。
※↓このイベントは終了しています※
死別によるグリーフサポートのグループ、ハグハワイ10周年記念イベントで、今回はスタッフとしても準備段階から関わらせていただきました。
@Com.Cafe 音倉さんにて
当日は多くの方にお越しいただき、おかげさまで盛況のうちに無事終了致しました。
まずはご来場いただきました大勢の皆さま、誠にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
ハグハワイの創立10周年記念イベントということで、ハグハワイの創立者であるフロイド由起さんもハワイより来日されました。
死別経験に伴うグリーフケア・サポートとして、非常に有意義な活動を10年も継続されてきたことには頭が下がります。
大学ゼミの同期生としてもとても誇らしいです。
今回は、故かまやつひろしさんのご子息であるTAROかまやつさんをお招きして、とっても素敵なピアノコンサートを開いていただきました。
TAROさんも短期間の間にご両親を亡くされた経験をされて、つい最近ライブ活動を再開されたというこの時期に、ハグハワイのイベントに快くご協力いただけたことは本当に幸いでしたし、いろいろな意味で必然であった気がしてなりません。
TAROさん、素晴らしい心に響くピアノと歌、そして真っすぐにご両親のお話もしてくださり、本当にありがとうございました。
TAROさんも仰っていましたが、音楽というのは本当に素晴らしいものですね。
言葉だけでは伝わらないかもしれないことを、ピアノ、メロディ、歌詞、表現が一体となって、心の奥深くに染み入ってくるようでした。
曲中にご両親との思い出の映像も流してくださり、TAROさんのご両親を愛する思いと愛する人を喪ってしまった悲しみが伝わってきて、私も胸が震えました。
しかしながら、もしかすると音楽や歌を奏でるのも、聴き入るのも、どちらもグリーフワーク(喪の作業)になり得るのかもしれませんね。
そのぐらい、TAROさんのピアノと歌は、心の琴線に触れて癒しや救いをもたらすようなものだと感じました。とてもとても優しく美しく、素晴らしかったです。
ご参加された皆さまの心にもそれぞれ響くものがあってのではないかと拝察します。
TAROさんによるピアノコンサートに続いて、「愛する人が教えてくれたこと」と題した語らいの時間を設けて、僭越ながら私もお話をさせていただきました。
私は父と姉を亡くしていますが、二人とも急逝だったこと、特に姉は自死であったことで死別の当時は本当に深い悲嘆と辛さで絶望していました。
死にながら生きていた、生きながら死んでいた、そんな感じでした。
それでも今こうして生きていることは本当に素晴らしいことだと思えますし、愛する父と姉が教えてくれたことは多大すぎて語り尽くせません。
当日は、その一部として
ー人はそれぞれの人生を精一杯生きていることや、
ー私は自分の人生を最期まで精一杯生き抜こうと思っていること、
-愛する人との死別経験を経て、喪ったものは大きくても、得たこともたくさんあること、
ー人には目に見えない生きづらさを抱えていることがあることを想像したり思いやることの大切さ、
ー死生についての対話を続けることを大切だと思っていること、
ー特に自死遺族をはじめとする生きづらさを抱えている人と直面して戸惑ったとしても、沈黙したりせずに話を続けてほしいこと、
ーお互いを理解し合おうという姿勢で死生についての対話を続けてほしいこと、
等をお話させていただきました。
特に、自死と自死遺族のことをオープンな場で話すのは初めてでしたが、このような機会をいただけたこと、少しでも自死遺族のことを知っていただけたことは有難いことでした。少しでも自死や自死遺族に対する理解を深めていただけたのであれば幸いです。
そして、他のスピーカーの方やTAROさんのお話もとても深くて、私もいろいろ考えさせられました。
全員が愛する人との死別を経験しているわけですが、それぞれの悲しさや辛さ、深い想いがあって、それでも悲嘆を乗り越えてそれぞれの人生を生きていることは本当に素晴らしいなぁとしみじみ感じていました。
そして個人的には、みんなでお話しているときに、愛する父や姉もきっと喜んでくれているだろうなぁと感じていました。
中には涙ぐまれている方もお見受けしましたが、なんか目の前がキラキラしていたんですよね。恐らく照明のせいだと思うのですが、いわば大きくて温かい愛に包まれていたような感じがしていたんですよね。
やはり、私は私の人生を最期まで精一杯生ききることを大切にしていこうと思いましたし、それを教えてくれた父と姉に対する愛でいっぱいです。
父と姉には今も会えることなら会いたいですけれど、いつも共にあると思っているので、意外と心強い気がしています。しっかり側で見守り応援してくれている感じがしています。
イベントの最後には、TAROさんのお父様 ムッシュことかまやつひろしさんが作曲、お母様 かまやつまさえさんが作詞を手掛けられた「なんとなく なんとなく」をみんなで歌って、リクエストではスパイダースの名曲「バンバンバン」も歌ってくださって、大盛況のうちに幕を閉じました。正直テンション上がりました!
というわけで、関係する皆さまのおかげで、本当にハートウォーミングで素敵な時間であったと振り返っています。
改めまして、TAROさんやご参加くださった皆さま、ハグハワイのメンバーをはじめとする関わった全ての皆さまに深く感謝し、心より御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
そして今年もハグハワイ主宰の自死遺族の会「アルファの会@東京」を開催してまいります。
本会は、自死遺族限定の集まりですが、今年はオープンな講演会やイベントなども企画していきたいと考えています。
自死や自死遺族に限らず、死生について様々なことについて、もっとオープンな対話ができるような機会を作っていきたいと思います。
死生にまつわる様々なテーマについて対話する会「カフェあの世この世」も次回は2月に開催の予定です。
皆さまとご一緒に死生のあれこれをお話しできることを楽しみにしています。
そして、皆さまにとって今年も一日一生で善き毎日でありますように、心より願っております。
最高の1年にいたしましょう!
Thanks,
Chigusa