thousandgrass’s fields

一日一生の毎日を。

【お知らせ】4/1(土)14:00- 自死遺族限定の集い「アルファの会」(by Hug Hawaii)が開催されます。

皆さま、ごきげんよう

 

いよいよお花見のシーズン到来ですね。

昨年はちょうど満開の時に隅田川から屋形船でのお花見を楽しむことができました。

今年も屋形船からのお花見を試みましたが、あいにくまだ早かったようです。残念!

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東京では、今週末~来週あたりが見ごろとなるでしょうか。

今年も満開の桜と、はかなく散りゆく桜吹雪を楽しみたいと思います。

 

さて春はお別れと出会いの季節でもあります。

本日は、掲題の通り自死遺族の集いのお知らせをさせていただきます。

自死遺族限定のつどい「アルファの会」東京(赤坂) | グリーフ・ケア | HUG Hawaii

2017年4月1日(土)2:00~4:00まで、赤坂区民センター第2会議室で自死遺族限定の集い「アルファの会」を行います。

自死遺族は他の死別とは違う苦しみや悲しみを味わうことが多いです。

理解し合える人達と過ごすことで、癒されることがあります。

自死遺族ならどなたでも参加できます。

お問い合わせは、alpha@hughawaii.comまで。

主催はHUG Hawaiiさんで、初めて東京での 自死遺族限定の集い「アルファの会」が開催されることになりました。

自死遺族限定の集いというのは、同じ深い悲しみを抱える自死遺族だけでお話をしたりお話を聞いたりするだけの会です。たとえば行政や専門家というようないわゆる支援者といわれるようなお立場の方は参加されません。

もしこのような会を必要とされている方がいらっしゃれば、どうぞお問い合わせ先までご連絡ください。秘密は厳守されますので、どうぞご安心ください。

お問い合わせ: alpha@hughawaii.com 

なお、 4/1当日は、HugHawaii主宰のフロイド由起さんもご参加される予定です。

 

フロイド由起さんはお住いのハワイで、愛する方を亡くされた方々の悲しみを癒すグリーフケアのサポートグループを主宰されています。

www.hughawaii.com

 

フロイド由起さんとは、大学通信課程でのゼミ(緩和医療学・臨床死生学)がご一緒というご縁で出会いました。由起さんは、ハワイから受講され、この度めでたく大学をご卒業されました。おめでとうございます!

 

HugHawaiiでは、日本でも愛する人を亡くされた方々の集いなどを中心に活動されており、この度自死遺族限定の会「アルファの会」が初めて東京でも開催されることになりました。

 

ここでちょっと私ごとのお話を。

突然のカミングアウトではありますが、私は自死遺族です。

10年前に愛する家族を自死で亡くしました。

そういうわけで、4/1「アルファの会」にも参加させていただきますし、今後もこのような活動に携わって参る所存です。

 

30年前にもやはり愛する家族が急逝してしまいましたので、愛する家族が急に居なくなってしまうというとても辛く深い悲しみの経験を経て、いま現在は大学院で主に臨床死生学を学んでいます。

つまり、私が人の死生に興味を持ち、専門的に学びたいと思ったのは、二度にわたる突然の家族との死別経験があることが大きな要因といえます。

この辺りのことは、また今後追々書いていきたいと思いますが、特に愛する家族を自死で亡くした経験は、私の人生に深い意味をもたらしたことは間違いありません。

そんな中で由起さんと出会い、このような活動のお知らせができるということは、決して偶然ではなく、必然でもあるような気がしています。もしかすると私の運命なのかもしれませんね。辛く悲しいことではありますが、今はとても有難いことだと感じています。

 

愛する人自死したことを語るというのは、なかなか簡単ではありません。

残念ながら未だ自死に対して差別や偏見があり、社会的に烙印を押されてしまうというのも事実です。

そこで、自死遺族が自分のお話をしたりお話を聞いたりするのは、とても勇気がいることではあります。しかしながら、自死遺族同士でなら話せる、経験や感情を理解してもらえる、ということもあり得ると考えられますので、本日のお知らせが援助を必要とされている方々の目に触れる機会が増えるといいなぁと考えています。

なお、東京での「アルファの会」は、今後毎月1回開催される予定です。

今後の開催予定につきましても、随時お知らせさせていただきますね。

 

 

そして、長らく難航していた修論計画ですが、このたび自死遺族についての研究をテーマとすることを決心しました。 

これまで一度向き合う必要があることを薄々感じてはいましたが、なんとなく反れた方向性を考えていました。もしかすると向き合うことが怖かったのかもしれませんね。

しかしながら、由起さんをはじめとする様々な出会いと出来事がありまして、今回このような流れになったことをとても有難く思っていますし、当事者としても真摯に取り組んで参りたいと思っています。自死した家族も喜んでくれているような気もします。

 

 

今日はちょっと重い内容になってしまいましたが、必要としている方々が、必要としているタイミングで、必要な情報を得ることができるように、これからもこのような情報を発信させていただきたいと思います。

皆さまのご理解のほどを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

MAHALO,

Chigusa